9月16日に行われたベルリンマラソンで、
2016年リオ五輪金メダリストの
エリウド・キプチョゲ(33歳、ケニア)が
2時間1分39秒と言う驚異的な世界記録を樹立しました

 

ベルリンマラソンで履いたシューズは?

この記録をマークするためにキプチョゲが行なった練習法は?

トレーニングのメニューは?

 

キプチョゲがベルリンマラソンで履いたシューズは?

エリウド・キプチョゲは
ナイキとスポンサー契約を交わしています。

 

当然彼が履いているシューズは全てナイキ製です。

 

しかし毎日同じシューズを履いている訳ではなく、
ローテーションを組んでシューズを選んでいるようです。

では彼が履いているのは、どんなシューズでしょう?

以下の4種類が、キプチョゲが
実際に履いているシューズだと言う事です。

 

ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート

ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリント

ナイキ ズーム ペガサス ターボ

ナイキ エア ズーム ペガサス 35

 

このうち日本でも入手可能なのは後半2つです。

ナイキ ズーム ペガサス ターボ

 

 

このシューズについてキプチョゲは
こうコメントしています。

 

「このシューズの内部の構造の働きで、
疲れた筋肉の回復がとても速くなると感じているので、
長距離走の練習の時には、ほとんどこの靴を履いています。

 

このシューズはとても軽くて、地面を掴む力も強くて、
まるで良く出来たタイヤのように
 足の裏で、ガッチリ地面を捉える事が出来ます。

 

40kmのランニングはとても長いですが、
このシューズのおかげで良い状態で走り終えることができます。

足が少し痛くなることも時にはありますが、
割と簡単に回復できます。(月間陸上競技より引用)

 

ナイキ ズーム ペガサス 35

 

 

このシューズについて彼はこうコメントしています。

 

「金曜日は疲れた筋肉の回復に充てる、とても大切な日です。
40km走った次の日は
軽めのジョギングにしておかなければなりません。

 

前日の激しい練習で筋肉がとても疲れているのですが、
このシューズはとても軽いので筋肉も足もしっかり守りながら
 体の動きを楽にしてくれます(月間陸上競技より引用)

 

 

キプチョゲの練習法は?

 

17年9月24日に開催された「ベルリンマラソン2017」では、
エリウド・キプチョゲ、ケネニサ・ベケレ、ウィルソン・キプサングなど
世界でもトップクラスのマラソン選手達が争うこととなり、
マラソンの世界新記録が出るかも?と注目を集めました。

 

その中でもリオ五輪の金メダリストであり、
ナイキのサブ2プロジェクトのメンバーの
エリウド・キプチョゲは、世界新記録に最も近い男と
言われていました。

本場のレースでは、キプチョゲが見事優勝を飾りました。

 

世界記新記録を出すことは出来ませんでしたが、
2時間3分32秒の好タイムでフィニッシュしました。

 

ベケレとキプサングが途中で棄権しましたが、
2着のグエ・アドラが2時間3分46秒の記録で
初めてのマラソンの世界最速記録を塗り替えると言う
意外な展開になりました。

 

キプチョゲのようなトップクラスの選手は、番を迎えるまでに、
どういったトレーニングを行っているのでしょう

ちょっと気になりませんか?

気になる方は、トップクラスのアスリートが
トレーニングメニューを無料で公開している
SWEAT ELITE(スウェットエリート)を見てみましょう。

 

そこには、キプチョゲのベルリンマラソン2017の
トレーニングメニューも公開されています。

 

具体的には、2017年8月10日から9月20日までの
40日間のトレーニングメニューが記録されています

 

これをざっと見て、気になったポイントを
いくつかご紹介いたします。

8月11日:比較的軽めのジョギング。
とは言っても素人目で見ると、結構きつそうですが。

午前:16㎞(70分)
午後:10㎞(40分)

8月25日:18㎞を76分で走るビルドアップ走。
1㎞5分45秒のペースで走り始め、
最後の6㎞は1㎞3分30秒までペースアップ。

9月5日:トラックでの練習。

ウォームアップ:3㎞(15分)
1㎞走(平均1㎞2分50秒ペース)→
休憩(1分30秒)を13回繰り返した

クールダウン:3㎞(15分)

 

キプチョゲのトレーニングメニューは?

 

キプチョゲは40日間のトレーニングの中で
メニューとしてファートレック走を
6回も取り入れています。

 

ファートレック(Fartlek)とは、
スウェーデン語で「ペース(fart)で遊ぶ(lek)」
と言う意味だそうです。

 

基本的としては、体に負荷をかけるスピード走と
回復のためのジョギングを交互に繰り返します。

 

全力疾走と休憩を繰り返す
インターバル・トレーニングと似ている感じがしますが、

 

ファートレックの特徴としては、
スピード走のペースを毎回変える事、
休憩はせずにジョギングでずっと走り続ける事です。

 

例えば初回のスピード走は全力疾走し、
次は50%のスピードで、その次は70%のスピードで、
といった具合に毎回負荷のレベルを変えていきます。
(引用元 TOMO・RUN)

 

8月12日のファートレック走:

ウォームアップ:1.9㎞(10分)
10分間スピード走(1㎞3分前後のペース)→
2分間スロージョグを4回繰り返し

クールダウン:2.2㎞(15分)

9月16日のファートレック走:

ウォームアップ:2㎞(10分)
2分間スピード走(1㎞2分50秒55秒のペース)→
1分間ジョギングを20回繰り返し
クールダウン:3㎞(15分)

 

エリウド・キプチョゲ選手はトレーニングの考え方、
効果的な取り組み方についてこう言っています。

 

「レースの本番で良い走りをしたければ、
毎日の練習に取り組みながら
確固たる自信を築き上げる必要があります。

走る度に、こんなに辛いのに
どうして全力を尽くして頑張っているのか
思い出す事を習慣にしています」

 

前述した、キプチョゲのトレーニングのメニューを見ても
この事が良く分かります。

 

確固たる自信を築き上げるために
毎日、目的意識を持ってトレーニングに取り組んでいるようです。

 

最終的なゴールをはっきりと設定し、
そこに向かって毎日のトレーニングを積み重ねてゆく。

これは、スポーツ選手のみではなく
ビジネスマンにとっても取り入れるべき
考え方ではないでしょうか。

 

「今日のマラソンは本当にきつかったけど、
このレースに勝つための十分な練習をしてきたから」

 

従来の世界記録である2時間2分57秒を1分以上縮めて、
人類史上初の2時間1分台に突入した大記録でした。

 

キプチョゲは5000mで04年アテネ五輪で銅メダル、
08年北京五輪の時は銀メダル。
16年リオ五輪では金メダルを獲得しています。

これでキプチョゲはマラソンにおいて
11戦で10勝と言う物凄い勝率となりました。

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